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はんだリサイクルシステム

資源を再利用して環境を守る 
はんだリサイクルシステムSSRS
髙橋合金では独自のはんだリサイクルシステムSSRSを1997年から推進しています。

SSRSの特徴

有害物質を使わず、材料別に最高の資源効率で製品の製造を進める

お客様である電気・電子機器メーカー様が追求する「有害物質を使わず、最高の資源効率で製品の製造を進める」を鉛フリーはんだで実現させるため、TAK-Gは業界に先がけて1997年より「はんだリサイクルシステムSSRS」を開発し、稼働しています。
ゼロ・エミッションとマテリアル・リサイクルの促進・再資源化に応え、産業廃棄物などの回収から精錬作業を通じて、特殊技術(PAT.出願中)による高純度のはんだを再生しており、安心してご利用いただける地球環境保全循環型はんだ再生システムとなっています。

製造工程の主な資源は「はんだドロス・はんだ槽抜きスクラップ」と「ソルダーペースト容器」(産業廃棄物種類)の2種類です。髙橋合金では100%資源の再生を目指し、はんだの回収を充分にしきれなかった産業廃棄物は、下の図のように、再度電解精錬による徹底的な再生をはかり再生率を向上させます。

SSRSはんだリサイクルシステム

1.ドロス・ペースト容器

再生はんだの主原料は「ドロス」と「ペースト容器」です。

ドロス
ドロス Dross
[はんだの酸化物]
ドロスとは、はんだの酸化物を指します。ドロスは熱と振動によって生成され、はんだ槽が高温になるにつれ、ドロスの生成速度も増加します。また、はんだが攪拌されるほどより多くのドロスが形成されるのも特徴です。
ソルダーペースト容器
容器のままリサイクルでき、容器は熱源となります。
ペースト容器 Paste
[使用済み容器にわずかにこびりついて残ったはんだのついた容器]
ペースト容器は正式にはソルダー(はんだ)ペースト容器をさします。はんだは、ちょうど使ったあとのジャム瓶のように、使用済み容器にもはんだが残っています。普通のはんだと違い粘着性が強く安定性がある、ペースト状のはんだです。TAK-Gでは容器にこびりついて、残ったソルダーペーストまでしっかりと再利用します。

2.処理プラント

有害物質を抑制した焼却炉でペースト容器ごと燃やしはんだを集めます。

集められたドロスやソルダーペースト容器は焼却炉で高熱に燃やされ、そこから融解されたはんだを集めます。焼却の際に発生される有害物質も抑制されるので、環境に優しい事も特徴です。
焼却炉
融解されたはんだ

3.精錬

電解精錬によってさらに純度を高めます。

電解精錬
ここで述べる精錬とは、
融解されたはんだから更に純度を高める為に行う電気精錬を指します。電解精錬とは電気分解を利用する金属の精錬法であり、
銅の精錬で用いられ、銅の精錬ではこの過程を経て粗銅(純度99%)を純銅(純度99.99%以上)にすることができます。

4.再生はんだ

半世紀育んだリサイクル再生はんだ技術

髙橋合金で生産されるはんだの全体の80%は鉛フリーです。錫・銀・銅などを含む高純度はんだで、人体や環境に優しく現在のはんだ製品において無くてはならない物です。販売先としてはんだ製品において世界でトップシェアを誇る千住金属工業株式会社に納品され「エコソルダー製品」の原料となります。
再生されたはんだ
会社マーク・ロゴを刻印

5.製品

地球資源循環型商品として

髙橋合金で製造される、グリーン購入法適合の鉛フリーはんだは主に
千住金属工業株式会社に納品され、さらに用途に合わせた様々な製品に加工されます。同社の鉛フリーはんだ「エコソルダー」シリーズは、21世紀の環境境保全を社会的使命としている千住金属工業株式会社のメイン商品として販売されています。

6.はんだ付けに使用

はんだ付けに使用され、その後古くなって廃棄された製品がまた新たにリサイクルされます。

はんだ付け
千住金属工業株式会社で作られたはんだや鉛フリーはんだ類は、家電をはじめ現在では携帯電話やパソコン、車載される電子部品等に使われ、私たちの生活で活躍しています。そして役割を終えた家電や車載部品は破棄回収され、製品のパーツごとに分解、新たに資源としてリサイクルされるのです。
一人ひとりのリサイクル意識が環境保護につながります

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